木のぬくもり


それでは木のぬくもりは他の住宅資材と比べてどういう点が優れているのでしょうか。
現代の内装材はどれもぬくもりを備えていますが、それぞれの持つ性質により実感が異なります。

たとえば塩ビは湿気を全く通さないので、触れているとすぐにベタついてきて不快になります。じゅうたんは肌触りはよいのですが、ダニの住処になっているか、ダニも住めない防ダニ剤(農薬)がしみ込んでいます。
大手メーカー製のフローリングもあまり寝っころがれないと思う人が多いかもしれません。確かにこれも木質なのですが、合板に薄い紙やスライス単板を貼っているため表面の塗装がかなり堅牢で湿気を通さないのです。

つまり、私たちの求めるぬくもりには、通気性を備えていることが条件になっているのです

木の本来のぬくもりを実感したいのなら桧やパインなどの針葉樹の床にワックスやオイルフィニッシュといった通気性のある塗料を使いましょう。ベストは米糠やおからで磨くことです。最高の色艶と手触りが楽しめます。ただしお手伝いさんのいない家(!)では自分で磨く意欲と体力が必要でしょう。