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フローリングと縁甲板


日本農林規格(JAS)によれば、フローリングはムクの木の一枚物を加工した単層フローリングと、薄くスライスした単板を合板などに貼り合わせた複合フローリングの2種類に分かれます。長さの規定はありません。

JAS規格では椽甲板は単層フローリングの一種に分類されますが、通常は長さ1.8m以上を椽甲板、それ以下をフローリングと呼んでいます。フローリングとして生産される材種はナラやブナなどの広葉樹が多く、長さを一定にせずに作ります。乱尺フローリングとも呼びます。チークやカリンといった輸入材のフローリングもあります。


フローリングと椽甲板のデザイン上での違いは以外とはっきり出ます。フローリングは巾、長さ共に小さく、継ぎ目が多いのですが、さらに各々を見ると、木目が板によってバラバラになっています。これに対して椽甲板はフローリングよりもはるかに長く、幅も一回り広い上に、木目が板目又は柾目に揃っている場合がほとんどです。

そのため貼り上げた床をやや離れた位置から見ると、フローリングは木目による濃淡がありながらも一定の色調を保った平面に見えます。椽甲板は板目の場合は木目が板のラインに沿ってすっきり伸びていき、柾目の場合はさらにラインと平行に走ります。ややにぎやかなのがフローリング、すっきりして木目を目で追えるのが椽甲板といえるでしょう。


乱尺フローリングの無塗装品は一見すると価格がとても安いのですが、仕上げの費用を別途に見ておく必要があります。表面が面取りをしておらず、プレーナーまでになっていて、この場合、貼り上げたあとでサンダーで目違いをはらってから塗装することになります。狭い場所だと塗装品や面取りサンダー仕上げしたものを使うほうがかえって経済的なことがあります。

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