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工業製品に囲まれた現代社会では新品が最も価値があり古くなるにつれ評価が下がりますが、木材は反対に使い込むほど色・艶に深みが出て味わいを増してきます。 使いはじめは100点満点中70点の材が10年20年の歳月をかけて満点に近づいていくのです。ほかの建材は新築時を満点とするとそれからどんど落ちていきますから対照的です。 これは太陽光線による日焼けと樹脂の艶によるもので、古来より良材とされてきた樹種は歳月を経ると風格さえ感じさせます。 一般に良材は日焼けの度合いが小さく、また色の濃い冬目が夏目よりさらに濃色になるため木目がはっきりしてきます。そして長年にわたり樹脂分を保持していて艶のある材が多いようです。 桧・天然杉・欅・チーク・楢などはその代表といえます。木の香ただよう新居は良いものですが、べっこう色にあるいは黒光りする木肌に時の流れを感じるのも無垢材の醍醐味といえるでしょう。 |